BLOF理論

BLOF(ブロフ)理論とは、3つの分野に分けて考察し、科学的・論理的に営農していく栽培技術です。

硬い土がふかふかに!/中熟堆肥+「BLOF酵母」で行う太陽熱養生処理の方法

硬い土がふかふか!「BLOF酵母」/中熟堆肥+BLOF酵母で太陽熱養生処理の方法

太陽熱養生処理の効果

作物を健康に育て、高品質、多収穫の栽培を実現するために、まず目指さなければならないのは「土の物理性」を整えることです。
団粒構造が発達した土を作り、ふかふかで、通気性が良く、保水性、排水性が良く、根が十分に張れる状態を、栽培期間中ずっと保つことが大切になります。

そのために、非常に効果が高いのが、中熟堆肥と酵母菌を利用した「太陽熱養生処理」です。
これによって、団粒構造を作るだけでなく、土壌病害虫に対する抵抗性の強化や、水溶性炭水化物、有機酸、ビタミン、植物ホルモンの供給といった効果も望めます。

すべての土台となるのが土です。正しく肥料やミネラルを施肥しても、根が張れずにそれを吸収できなければ効果がありません。
成功のポイントは、すべて土づくりに集約されると言ってよいでしょう。

「BLOF酵母」を使用して行う太陽熱養生処理は、高品質、高栄養、多収穫の作物を栽培するための、もっとも重要な要なのです。

中熟堆肥+BLOF酵母で行う太陽熱養生処理の方法/初めてでも簡単!

硬い土をふかふかにする!「BLOF酵母」
硬い土をふかふかにする!「BLOF酵母」_太陽熱養生処理に

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「BLOF酵母」で太陽熱養生処理を行う手順

①中熟堆肥とアミノ酸肥料、ミネラル肥料を適量撒きます

有機栽培_太陽熱養生処理

その畑に合った施肥量を正しく知るには土壌分析が必要です

②「BLOF酵母」を1m2あたり約10g撒き、よく耕します。

硬い土をふかふかにする!「BLOF酵母」_太陽熱養生処理に

③土壌水分を60%から70%に

灌水して、深さ20㎝まで土を湿らせます。この時、土の水分量は60〜70%にします。
面積が広いと大変なので、雨予報の前日に準備しておくと良いでしょう。
太陽熱養生処理 水分量

④透明のビニールかマルチを隙間がないようにしっかりと張る

表面に透明のビニールかマルチをして、隙間がないようにマルチの裾を土の中に埋め込み、太陽熱の温度と水分を保つようにします。
有機栽培_太陽熱養生処理

太陽熱養生処理の期間と温度

処理期間の目安は2週間〜30日。
地温の積算温度は300℃〜900℃が目安です。

積算温度とは?

日中、地温が一番高い時の温度を図り、それを足し算していきます。
40度の日が2日続けば80℃、40度の日が2週間(14日)続けば560℃、のように計算します。

地温測定に便利な温度計

防水性で、水温、油や土壌の温度を測るのに便利な温度計をご紹介します。
ホールド機能を利用して、測定温度を固定表示。記録された最高最低温度をチェックできます。
﹣50℃から﹢300℃までの広範囲で測定でき、土壤温度の管理に便利です。
温度計 防水 デジタル 水温計 速読 水洗可 錆防止 最高最低温度記憶 湯温度計 土壌温度計 防水温度計 ホワイト GXSTWU 日本語取扱説明書付属 (一本)

積算温度によって異なる効果

積算温度300℃以上

「BLOF酵母」が吐き出す二酸化炭素や、土壌中の微生物の増殖、有機物の分解、熱などが作用して、土がふかふかに(団粒構造が作られる)なります。
また「BLOF酵母」が作り出すアルコールが酸化して酢が作られ、ミネラル肥料が吸収されやすくなります。

積算温度600℃以上

土の中の微生物の増殖による酸欠や太陽熱による地温上昇により、病害虫の活動が弱まります。

積算温度900℃

太陽熱養生処理によって、さらに病害虫の活動が弱まり、雑草の種子もダメージを受けます。

最大の効果を得るには夏場が最適

太陽熱養生処理で最大の効果を得るには、地温55℃以上を三日以上維持し、そのうえで積算温度800〜900℃を確保することがポイントになります。
春先や秋の太陽熱養生処理も土をふかふかにする効果はありますが、病原菌や病害虫の発生を減らす、雑草の種子の弱体化といった効果を得るには、夏場、気温が高くなる時期がもっとも効果的です。
野菜の病気の90%を占めるのはカビの仲間ですが、カビを死滅させるには、地温50℃〜60℃が必要です。

有機栽培を支える太陽熱養生処理

太陽熱養生処理を行うことにより、土壌団粒(ふかふかで、通気性がよく、保水性、排水性がよく、根が十分に酸素を呼吸できる)が出来、根はさまざまな養分を吸収できるようになります。
同時に、堆肥中のバチルス菌や放線菌といった、作物にとって有利な菌が増え、土壌中の病害虫を圧倒的に減らすことが出来ます。
初期の葉もよく育ち、その後も健康で、病害虫に負けにくいカラダが作られます。

農薬を使わない有機栽培では、栽培のスタート時点で、いかに土壌中の病害虫を減らしておくかが、被害をおさえるために決定的な重要ポイントと言えるのです。

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