土壌分析

土壌分析は、土壌の物理性・生物性・科学性の中から化学性に的を絞って、作物の品質や収量が上がらないといった原因を突き止めるための1つの手段です。
化学性に的を絞ることで、土壌中に存在する養分、とくにミネラルの過不足を把握することができます。

自分で土壌分析する/農家のお医者さん(土壌養分検定キット)

農家のお医者さん(土壌養分検定キット)

農家のお医者さん(土壌養分検定キット)

特徴

  1. 分析したい項目に合わせて試薬や器具を選んでご購入いただけます。
  2. pHを除くすべての成分が、1つの抽出ろ液で検定できるので、とても能率的です。
  3. 有機栽培に適した体積法での土壌分析ができます。
  4. 数値はデジタル検定器を使ってパソコンで読み取るので初めての方でも誤差が出にくいです。

成分と検定範囲

成分 検定範囲 識別(段階)
pH(酸度) 4~7.5 8
アンモニア態窒素(NH4-N) 1~25mg/100g土 6
硝酸態窒素(NO3-N) 1~50mg/100g土 6
可給態リン酸(P2O5) 5~150mg/100g土 7
カリ(K2O) 1~150mg/100g土 7
石灰(CaO) 50~1000mg/100g土 6
苦土(MgO) 1~150mg/100g土 7
可給態鉄(Fe) 5~100PPM 6
交換性マンガン(Mn) 5~100PPM 6
塩分(NaCl) 0.005~0.20% 6

ご注意

  • 試薬にはそれぞれ使用期限があります。
    特にアンモニア態チッ素検定の第2・3試薬、石灰検定の第10試薬、苦土検定試薬の第11試薬の使用期限は1年となっています。
    1年を過ぎたものを使用した場合、正確な分析結果を得られない恐れがありますので、ご注意ください。
  • 農家のお医者さんで土壌分析できるチッ素は無機態チッ素(アンモニア態チッ素、硝酸態チッ素)のみですので、アミノ酸態などの有機態チッ素は分析できません。

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